〜衝撃のLOS ANGELS 編〜
私のはじめての海外デビューは某○本旅行の主催しているホームステイツアー
そこでLOSに3週間ほどステイしました。
初めての海外ということもあり、いろんなことがありました。
旅行の集合場所は成田空港。
旅行の概要と出国方法などの説明を受け、いったん解散となる。
そこで話しかけてきたある夫婦。
「すいません、この子といっしょにいってやってくれますか?」
一瞬わけがわからない。
当時私は大学生。このプログラムに参加している人たちもほどんどがそうであった。
「大学生の海外旅行に両親が(父親、母親)見送り」である。
よっぽどの坊ちゃんかもしれない。
喫茶店でコーヒーをご馳走になり、「よろしく」と頼まれる。
といってもその「子」のほうが私より年上だったりするのだ。
とくに理由もなく「だいじょーぶですよ」と軽く答える。
しかしこの出会いがこれから始まるドラマの序章であったことはこの後知ることになる。
紺ブレをきていたこの「子」は今後Kとよぶことにする。
飛行機の中ではKとはなれた席となった。
飛行機会社の手違いで運良くビジネスクラスに乗ることになった。
いすの座りごごちに有頂天になったわたしはKのことをすっかり忘れていた。
しかし、うとうとしている私の席にKはやってきた。
特に用はなかったようだがわたしと話したかったのだろう。
Kがわたしの席をはなれたとき「はっ」とした。
Kはスウェットを着ているのだ。確かに紺ブレを着ていたのに。
用意のいいやつだ。そのときはその程度でしかなかった。
数時間後トイレに席をたつとKがいる。
「眠れないの?」と聞く。「そういうわけでもない」当りさわりのない答えをするK。
トイレから戻ると再び「はっ」とした。
Kはなんとパジャマを着ていたのだ。
それが事実ならKは飛行機内で 紺ブレ⇒じゃーじ⇒パジャマ と3変化したことになる。
パジャマの次はなんだ?ジャージかそれとも紺ブレにもどるのか?
眠れないナイトフライト。
その後の証言でKは
・ほとんどうろうろしていてスチュワーデスが機内食を配れなくて困っていたらしい。
・スチュワーデスに「日付変更線をこえるちょっと前に起こしてください。みたいんで」
Kのベールが少しあけられた飛行機内だった。
さっきから気づけばKの事ばかりかいているのでホームステイの事にも触れよう。
お世話になった家は何度も日本人を受け入れているベテランホストファミリー。
両親と子供が3人。男の子アンソニーと女の子2人だ。

子供たちは日本人が珍しくないわりには
私を快く受け入れてくれた。
TAKAYUKI と言う名前は長いので
TAKAとよんでもらったが、この子達には
TAKOと聞こえるらしい。
ちなみにTAKOとはメキシコ料理のタコスのこと。
平日は英語クラスが3−4時ころまであり、そのあと
ホストファミリーとすごすことになる。
ホストファミリーによってはいろいろなところに連れて行ってくれるが、まったく連れて行ってくれない家もある。
こればっかりは運なんだよね。
LOSには有名なテーマパークがある。
おなじみディズニーランドとユニバーサルスタジオだ。
プログラムの中にこの2つのテーマパークが組み込まれていた。
やっぱ英語の勉強ばっかりじゃ息が詰まるもんね。
右はディズニーランドでランチ中。

左写真は
多分インディージョーンズのアトラクション。
何歳になっても遊園地は楽しいのである。
面子は同じホームステイプログラムのメンバー
お約束でジョーズに
食べられてみました。
(右写真)

警察を襲ってるところ。
おれはアメリカでも「がつん」っていっちゃうのさ!
日本の警察とは写真はとりたいとは思わないけど、
LOS市警はかっこいいかも。
映画とかで見てるからかもね。
写真のリクエストに快く応じてくれたよ。
俺がパトカーを襲ったことも知らずにね。
いい気なもんだ(上の写真)

みどころのひとつにチャイニーズシアターがある。
名前のとおり劇場だと思うのだけど、劇場の前には有名人の手形とサインが床に敷き詰められている。
見えないと思うけど、写真はエディ・マーフィーの
足型の前で撮ってみた。
ドナルドダックの足型もある。
誰かが「ドナルドダックってだれ?あしおっきくなーい?」っていってた。あほだ。
英語クラスのメンバーは仲がよくなる。
そりゃそうだ。日本語が話せるのはここだけなんだから。
そこでもKの存在は浮いたものになっていた。
まず「臭い」のである。ホストファミリー(コーディネイターでもあった)の話によると彼は洗濯をしないという。
そして風呂にも入ってないという。
そりゃ臭くもなるわ。
そしてKはアメリカにきてすぐにギターを買った。
それが相当下手なのに夜中まで引いているらしく、ホストファミリーは相当参っていた。
メンバーからもノイジーな楽器演奏にうんざりしていた。
ある日コーディネイターから電話が私宛にかかってきた。
Kの相談だ。ぶっちゃけた話、相当参っているという。
詳しく聞いてみると、「風呂に入りなさい(英語)」というと「体を洗ってくれ」というらしい。
変な意図があるわけではなく、日本ではそうしてもらっているらしい。
ここで両親が心配している「理由」が明らかになった。
そりゃ心配だろ。
そのためコーディネータはノイローゼ気味になってしまった。
おっかなくて部屋にかぎをかけて寝ているといっていた。
ボランティアでやっているのにこれはたまらない。
しかもトイレもうまいこと処理できていないらしく、Gパンに結構な量の尿がついてしまうらしい。
もちろんGパンは丸くぬれる。
われわれが、いつも「丸いしみ」ができていて理由がわからず「ミステリーサークル」と呼んでいたが、
その謎が明らかになった瞬間であった。
コーディネータのはけ口は私しかいなかったらしく、頻繁に電話がかかってきて、
ホストファミリーに「TAKAはまた電話してるのか」とまで言われてしまった。
そしてアメリカ到着から10日後Kは「共同生活は不可能」と判断され、両親の了解の下
日本に強制送還されたのであった(すべて実話)

アメリカは自由の国というイメージがあるかもしれないが、やっちゃいけないこともたくさんある。
たとえば公共の場所での飲酒。
思いっきりビーチでビール飲んでる。
これはだめです!!
法律はチェックしないとね。

アメリカの食べ物はおいしいか?
うーんどうだろう。
なかにはそれなりにおいしいものもあるかな。
そんな答えが適当だろう。
右の写真はあまりにもまずくてくやしいので
うまそうに食ってるとこ。

そうはいってもうまいものもある。
これはスペアリブを食べてるとこ。
珍しく、こくのあるソースがかかっていて
なかなかでした。
初めての海外がホームステイというのはなかなかよかった。
実際にアメリカの生活も体験できたし、遊びにもいけた。
そしてかなりアメリカが好きになったね。
日本に帰ってきて空の狭さに嫌気が指したもんだよ。
そして周りには西洋かぶれといわれる始末。
おかげさまでこのあと私はバイト代のすべてを海外旅行につぎ込むはめになった。
ホームステイも「もう一回いこう!」
と固くこころに誓ったのであった。
右はアメリカ人になった自分