中世フランス、プロヴァンス地方のドリ伯爵婦人の城では、ライモンダの誕生祝宴が催されています。そこへ、ライモンダの婚約者で十字軍の遠征に参加している騎士、ジャン・ド・ブリエンヌから手紙と贈り物が届きます。 手紙は「明日、帰る」という知らせ。贈り物は、ジャン・ド・ブリエンヌの肖像画でした。 自分の部屋でひとりになったライモンダは、夢を見ます。ジャン・ド・ブリエンヌが肖像画から抜け出し、ふたりは踊り、愛を語り合います。しかし、やがてライモンダは目覚め、夢だったことを知ります。
翌日、城ではジャン・ド・ブリエンヌの帰還を迎える準備に大わらわです。 そんなところに突然、サラセンの長、アブデラクマンが旅芸人の一団を引き連れやって来ます。アブデラクマンは、ライモンダの美しさを聞き、誘拐しようと企んできたのです。 ライモンダを連れ去ろうとしたちょうどその時、ジャン・ド・ブリエンヌが帰って来ます。ジャン・ド・ブリエンヌは、アブデラクマンとの決闘に勝利し、ライモンダを救い出します。
ライモンダとジャン・ド・ブリエンヌの結婚式。 ポーランドやハンガリーからの招待客たちがそれぞれの国の踊りを披露し、ライモンダとジャン・ド・ブリエンヌも友人たちと踊ります。 皆から祝福され、めでたしめでたし(^^)