「ライモンダ」ものがたり

●第1幕● 

中世フランス、プロヴァンス地方のドリ伯爵婦人の城では、ライモンダの誕生祝宴が催されています。そこへ、ライモンダの婚約者で十字軍の遠征に参加している騎士、ジャン・ド・ブリエンヌから手紙と贈り物が届きます。
手紙は「明日、帰る」という知らせ。贈り物は、ジャン・ド・ブリエンヌの肖像画でした。
自分の部屋でひとりになったライモンダは、夢を見ます。ジャン・ド・ブリエンヌが肖像画から抜け出し、ふたりは踊り、愛を語り合います。しかし、やがてライモンダは目覚め、夢だったことを知ります。


●第2幕● 

翌日、城ではジャン・ド・ブリエンヌの帰還を迎える準備に大わらわです。
そんなところに突然、サラセンの長、アブデラクマンが旅芸人の一団を引き連れやって来ます。アブデラクマンは、ライモンダの美しさを聞き、誘拐しようと企んできたのです。
ライモンダを連れ去ろうとしたちょうどその時、ジャン・ド・ブリエンヌが帰って来ます。ジャン・ド・ブリエンヌは、アブデラクマンとの決闘に勝利し、ライモンダを救い出します。


●第3幕● 

ライモンダとジャン・ド・ブリエンヌの結婚式。
ポーランドやハンガリーからの招待客たちがそれぞれの国の踊りを披露し、ライモンダとジャン・ド・ブリエンヌも友人たちと踊ります。
皆から祝福され、めでたしめでたし(^^)

参考文献:「バレエ101物語」新書館刊/牧阿佐美バレヱ団「ライモンダ」('97)公演パンフレット