介護について


自宅に帰ってきたミントとの生活は私の想像以上に大変なものでした。
目の見えないミントにとって孤独な入院生活はものすごいストレスだったようです。
退院直後は夜中じゅう鳴いていました。2日で私がノイローゼになり、ミントに精神安定剤が
処方されました。これをミントに夜飲ませるのです。最初は静かに寝ているのですが、だんだん
薬も効かなくなっていきます。私の寝不足との闘いも始まります。(これは今も続いています)

食事は流動食からa/d缶というパテ状の少し固めの流動食、それからフードをミキサーにかけて
大き目の注射器から流しこみます。どんな状態でもミントの食欲は衰えませんでした。
今はもう、普通食です。最近はドックフードを極力減らして自然食にチャレンジしています。

床ずれにも悩まされました。入院中にやせほそった体がすれて骨が見える寸前までになりました。
少しの時間でも目を離すと肩や太ももがすれて透明の液体が出ていたり、オシッコをしてしまうと
もう大変でした。軟膏をぬってスポンジをあてて保護していました。
本当にあの頃は大変でした。体の筋肉もなくて産まれたての赤ちゃんのようにフニャフニャでした。
首がなぜか180度回ってしまいました。やはり痛いのか「ギャン!ギャン!!」鳴くので全く目が離せなくなりました。

その後、寝たきりで消化がうまくいかないのか胃炎になりました。ミントは電解質が低いので水分の量が規制されています。嘔吐や下痢、発熱で脱水症状が出ると、またあの状態になる可能性があるので神経質になります。
胃炎の時は点滴で一泊入院で帰ってきました。
膀胱炎にもなりました。寝たきりなので蒸れたり水分を取らないのでオシッコの間隔があきすぎて
膀胱に菌が繁殖しやすいようです。
膀胱炎の抗生剤で感染症を起こして、熱を出してまた大学病院にかけこみました。

いつも神経が休まらず、夜も熟睡できず一時間おきに起きて注射器で水を飲ませます。
本当に大変です。正直「なんであの時に死んでしまわなかったのかな?こんなに大変なんて・・」
と夜中に泣いた事も数え切れません。
それでも、私はやっぱりミントと一緒にいたいんです。
ミントがいてくれたから、私はたくさんの人と出会えて励まされアドバイスを受けて今の私がいるんです。これはミントがめぐり合わせてくれたのですね。

ミントの病気は完治するものではないのですが、ミントが虹の橋を渡るときに困らないように、もう一度自分の足で立たせてあげたいんのです。いいえ、ミントの立っている姿を私が見たいんのです。ずっとそう願っていました。

初めて犬の介護というものをしてみて、またこうしてネットを通じ同じように生活の全てを犬の介護に費やしている友人もでき、その中で感じたことは「介護は人それぞれ、ワンコそれぞれ・・」だということです。
ワンコの年齢や病気、症状によって介護の仕方も変わってくるし、なんといっても私達飼い主の生活環境、年齢、性格によっても違ってくると思います。
もし、ミントが私のところにやってこなかったら、同じような状況になったときにもっと手厚いベストの介護が受けられたかも知れません。
でも、私は私なりに頑張って私ができることは精一杯やってきたつもりです。
もちろん手落ちもあるし、素人の考えでやってきたこともあるので間違った方法もあるでしょうが、私なりにやってきました。
でも、私と同じように介護をしてもうまくいかない場合もあるででしょうし、私が思いもしない方法で素晴らしい介護の仕方を見つけている方もたくさんいらっしゃると思います。


ミントの病気、介護を経験してあの当時は本当に大変でした。



食事は身体を支えてスプーンで食べさせていました。お水も自分で飲む事ができないので、シリンジや給水器を使っていました。


でも大変さや苦労、心配、不安、疲労の中にそれらに勝るほどの「愛おしさ」を得る事ができました。

今、介護をされている方・・・・

大変だと思います。先を思うと不安だと思います。

でも「介護」を通じて動物たちが伝えてくれるもの、いずれ残してくれるものが必ずあります。

「一人で頑張らなくちゃ」ではなくて「一緒に頑張ろう」と思っていただけたら嬉しいです。

そして決して「頑張りすぎない」でくださいね。

大好きな飼い主さんが、介護に疲れ果てている姿はあなたの動物は望んでないです。

手を抜いて息抜きをすることも大事ですよ。

そして、にっこり笑顔でいる事・・・

あなたの笑顔を見たり、明るい声を聞いていたい・・・それが動物の願いです。


抱え込まずにあなたのペースで、あならたらしい介護をしてくださいね。