■■救急車■■


私の勤めている会社は例のごとく休日出勤や
深夜残業が多い。当然、体を壊す者も多い。
私の同期入社のK君もその一人である。

5年ほど前のこと・・・・・・・
休日出勤日の昼食後に急激な腹痛に襲われたK君は
会社のソファーでぐったりとなって動けなくなっていた。明らかに
様子がおかしい!

事態をただごとではないと判断した心やさしい上司T田氏は
「よし救急車を呼ぼう」と決断。

そして・・・インターネットで「救急車」を検索。

・・・いや、ちょうどこの頃、会社でインターネットできるように
なったばかりで嬉しいのは分かるんですがぁ。。。あの。。。(汗)


そして出てきたのが
救急車のホームページ
救急車の歴史とか型番について書かれていた。

ほほう、こんなページがあったのか?

会社に居合わせた一同、K君のことはすっかり忘れそのHPに
夢中になっていた。そして1時間後・・・結局119番に電話することに!
(最初からそうしなさいって!)

意識が戻ったK君は救急車で運ばれるのが恥ずかしいらしく
「救急車なんて呼ばなくていいですよぉ・・」
と気弱な声を出す。

そこで電話の受話器を持った上司のT田さん・・
「なら、ここまできて力づくでこの俺を止めてみろ!」
・・・・・なんか少年ジャンプチックなモードに入っています。

結局、K君は救急車で運ばれ十二指腸潰瘍と判明しました。
めでたしめでたし

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