高校の時の行きつけの楽器屋のモニターでイングヴェイ・
マルムスティーンの「ライブ・イン・レニングラード」の映像が
流れていた。楽器屋の店長さんがイングヴェイ信者(ファンではなく
あえて信者と呼ぶ)やったんやね。
そこで超速弾ギタリストのイングヴェイとまともに速弾きバトルを
していたのが、ヤンス・ヨハンソンである。雑誌やCDによって
イェンス・ヨハンセンとかなっているのがややこしい。
しかも速く弾くだけでなくキーボードの背面側から手を出して
弾いたり、キーボードの周りをくるくる周りながら弾いたりと
トリッキーなプレイで見た目にも楽しませてくれる。
また当時日本ではTMネットワークが全盛でキーボードを
何台もステージに置くのが一つのステータスであったのに対して
彼はオーバーハイムのMATRIX一台しか使っていないっつーのも
いさぎよくて好きだった。
イングヴェイのバンドのドラムのアンダース・ヨハンソンとは
兄弟である。この二人はもともとシルバー・マウンテンという
バンドに在籍していたのが、イングヴェイに引きかれたという
ことだが、二人同時とはスゴイね。気になってシルバー・
マウンテンを聞いてみたが・・・・
お・・・音質悪!アマチュアのデモテープ以下ですな。
(ちなみにルックスも・・・・以下自主規制)
まあ、音質のことはライナーにも書いてあるけどね。
曲はちょっと恥ずかしくなっちゃうほどの様式美で好きな人は
好きなんじゃないかな。シンセはほとんど登場せず。
オルガンとピアノが中心。うーむ、イングヴェイの時とは
えらいプレイスタイル違いました。もうとっくに廃盤になってると
思うけど、これって結構貴重!?
彼の使っているオーバーハイムのMATRIXももシンセの名機で
このシンセを使いこなせればアメリカで職があるとさえ言われて
いた。
まあ例によって彼のプレイを見てオーバーハイムのシンセが
欲しくなったわけやけど、これも楽器屋で弾いて愕然!
ソロ用のモノフォニックモードで先に押していた鍵盤の音が
優先されて発音されるんやもん。こんなシンセも前代未聞?
こんなもん弾きこなすには相当のリズム感っつーか超正確な
プレイが要求されるぞ!
結論:俺には使いこなせん!
【私的DISCOGRAPHY】
【上】
これが問題のシルバー・マウンテンの1stアルバム
TR06 Vikingsの荘厳なピアノソロは必聴である。
【下】
兄のアンダース・ヨハンソンとのユニット
あきらかにドリームシアターを意識したような曲もあったりして。
ほぼ全曲でキーボードソロを聞けるぞ。(嬉しい俺)
プログレ色濃いですが佳曲そろってます。
あとアンダース・ヨハンソンって実はファンキーなビートや 変拍子もできるんやね。
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