【To Heart】


ジャンル :ビジュアルノベル
動作環境:Win95
メーカー:Leaf

【購入動機】
購入はしてない。「マルチのシナリオは泣ける、感動する」という友人(オタク)の強い薦めで借りてプレイしてみた。

【恐怖する俺】
このコーナーにこのソフトを載せるのは結構勇気が要った。オタクの人たちがイッちゃってる反論してきた鬱陶しい。

【感想】
このメーカーのソフトは「To Heart」に関わらず音楽の出来は良い。絵も慣れれば何とかなるか?
シナリオ内容も「これはひどい!」という程悪い訳でもないのだが・・・・・

【システム】
しかし、ゲームとして見た場合、分岐数は女の子の数だけある訳だから結構多いのだが、分岐のための選択肢が下校時に「2階に行く」とか「まっすぐ帰る」とか「寄り道する」とかいった類のものなので、女の子と仲良くなるにあたって脈絡がなく、これといった攻略法がない。強いて上げるなら・・
うろついて目的の女がいればセーブ、いなければロード

ってな感じでゲームを進行させればOK。・・・・というか、これってゲームなん?
ビジュアルノベルって脈絡のない選択肢を並べ立てたアドベンチャーゲームで・・ほんでもって絵とテキストが重なったもの・・ということなのか?

その他の面では新しくシナリオを始める場合にメニュー画面に新しくゲームを始めるという項目がない。セーブしたファイルをロードする際に「はじめからプレイしますか」と聞かれる。これも何か不親切だなあ。名前入力画面も分かりにくい。ということでシステム面は文字送りができること以外全然×。

【問題のマルチについて】
とにかくマルチという奴は凄かった。
ロリ顔で、「ご主人様〜」と主人公になついてくる、おっちょこちょいだが
主人公にとことん忠実、でもS●Xは激しいぜ。

こんな奴にメロメロになんや?最近の男どもは。・・・・・・うーむ。笑うに笑えん。
だいたいお手伝い用ロボットに穴がついてるんだぞ!
主人公はその穴にナニを入れてヘコヘコしてるんだぞ!


ここは「何でやねん!」ってツッコミを入れて笑うところでは?
そんなシーンで「感動した、泣いた」という人達のことを想像して
私もなんだか泣けてきました。
【このコーナーに載せるに当たって】
このゲームをネットで検索してみると「感動した」とか「泣いた」と言ってる人を本当によく見かけます。
ひとこと言わせてもらえば
んなことで、いちいち感動すんな。
いちいち泣くな!
泣いたとか感動したとかいう言葉を気安く使うな!

(*三言でしたすみません謝罪いたします。)

そんなことを考えながらプレーしたので、頭の中にある種のやり切れなさが漂った。

結局、このゲームが18禁のエロゲーとして誕生し
エロゲーとして天命を全うしたなら、このコーナーに
載ることもなかったかもしれません。
自分の中で「まあエロゲーやん」で、すべてすますことが出来るし。
しかし、ついに国内最大のシェアを誇るPSへの移植が決定しました。
そして、トレーディングカードのフルセットにプレミアがついて15蔓円もします。ヒロインの販促用等身大ポップがなんと19蔓円もします。
ど・・どないなっとんねん!・・・・・・?

この「どないなっとんねん?」というのが今回の掲載の訳です。熱中してる人たちには何をいっても無駄なんでしょうし、個人の勝手なのも理解できる、やっぱりなんだかなあ・・・・・・・・・・・・なんだ?このやるせなさは?。こんな思いするなら、もうこの手のゲームはやらん方がええかなと感じてしまいました。

【独断の結論】
是非、女性にプレイしていただきたいです。そして、マルチと「マルチ萌え萌え〜」(あー書いてるだけでムカツク!)な人について、どんな感想を持ったかお聞きしたいです。


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