カシャーンからカビール砂漠に沿って400km、約5時間。古くからシルクロードの中継都市として栄えた町。
アケメネス朝、ササン朝時代の国教：ゾロアスター教が今も残る。

右写真はゾロアスター教拝火神殿の入り口にあるアフラマズダ（光の神）の像。中には1500年以上も燃えつづけていると言う聖なる火がある。火を通してアフラマズダを拝む。決して火を崇拝しているのではないのだそうだ。

左下はバードギールと言う風を取り込むエントツ。このエントツの下には水をいっぱい貯めた瓶が置いてあり、風で気化させて涼をとる。こりゃ、生活の知恵だ！

左は沈黙の塔。

ゾロアスター教徒たちが死者を葬った場所。塔には登れる。上は2m程の壁で囲まれた直径30〜50m位の広場になっている。
遺族はこの広場に遺体を置き、黙して振り返らずに去る。それを見た人が沈黙の塔と呼んだ。

右下はヤズドの「金曜日のモスク」。
（その町で一番大きく由緒あるモスクを「金曜日のモスク」と呼ぶ）正式名はジャメモスク。ヤズドのモスクは全てミナレットが高い。特にこのモスクのものはイランで一番高い。