ある日セダンに乗りたくなって、今までOFFROAD系の雑誌しか買わなかったのでとりあえず本屋へ。
そこで目にしたものはCGのALFAROMEO156インプレッションでした。
これが私と156の初対面。
「なんか良さそう〜」
今までのセダンで普通に諦めていたスポーティな部分が強調されていて、なによりもデザインがかっこいい。
「そういえば最近かっこいいって言わなかったな〜」
しかも広告には「3日間無料レンタル」と書いてあるではありませんか!
早速最寄のディーラーに連絡してスケジューリング。
受け取り当日、駅から競歩気味でディーラーに。
簡単な手続きをしていると、いつの間にか背後に アルファレッドの156が!!
見えないようにニンマリして、クールに書類に視線を戻す。
セレスピードを希望していたので操作を教えていただきました。
「Cityモードはきっと使わないな〜」
休みが取れず2日間しか乗れないけど、気を取り直して箱根へ。(定番!!)

 
 
 

最初はセレスピードと息が合わずキクシャクして、傍から見てもガクガクしてたと思います。
シフトダウンは快感この上なし!
あっという間に吹け上がるエンジンなのでどうしても高回転域でのシフトダウン。
いつでもどこでも「ブウォ〜ン」ときれいにダブルクラッチを決めてくれます。
真っ直ぐに車を運転して「気持ち良いい」と感じた車は156が初めてです。
「エンジンが気持ち良いい」
今まではカタログの数値でエンジンの良し悪しを判断していたので、外車は高いわりには遅いし何が良いんだろうと思っていましたが、それは大きく間違っていたんですね。
 ※ALFAROMEO156だからなのです。

 
 
  箱根のドライブは最高でした。
目的地を目指す時間の大半は車の中で過ごしますね。 当たり前ですけど。
行きは目的地での楽しみに胸躍らせて、帰りは楽しい思い出の余韻で運転します。
運転だけで楽しいと思ったのは初めて。
移動手段でしかなかった「働く車」との付き合いはどんなにつまらないものだろうと痛感しました。
旅の目的以外でこんなにワクワクしたドライブは初めてです。
初めてづくしの箱根ドライブはあっという間に終わりました。
こうして今までにない感動を体感してからは、ずっと156のことばかり考えるようになってしまいました。  毎日毎日。
Tipoが愛読書になり、書店、TVで「ALFAROMEO」を見ると過敏に反応する 重度の「ALFA依存症」となったのです。
それから購入までなんと1年半。
※このリア周りもかっこいい〜 お尻がキュッと上がってて運動神経良さそう。
 後ろからマフラー以外の機構が見えないようになってるんです。
  だからすっきりきれい。
 
 
 

「ALFA依存症」は治まることなく少し虚しささえ感じ始めた頃、妻からこんな一言。
「サーフって大きくて運転できないよ。普通の車がいいなぁ〜」
その時乗っていたハイラックスサーフに対してのクレーム。
ちょうど3年が経ち今年が車検。
今のところDINKSで余裕はないけど無理がきく。
タバコも吸わないし。。
些細なプラス思考を積載超過して超前向きな姿勢で再びディーラーへ。

 
 
 

感じの良い担当営業、試乗三昧(契約の日はライトブルーメタリック)、決算月と相俟って、こちらも最後まで超前向きな姿勢だったのでオーナーにならない訳がないですね。
我が家にとっては決して安い買い物ではありませんが、こうしてアルファな生活がスタートしました。
ここで少しMy156について、
  ・Alfa156 2.0TS SELESPEED
  ・ コスモブルーメタリック    ・’00年式
淡白ですが以上です。
恥かしながらナンバーは「156」にしました。 とことん染まろうと。。
部品の交換はウィンカーをクリアレンズにしたくらいです。
足回りをいろいろとやりたかったんですけど、手を付け始めるとあちこちに波及するので経済的にNG。
※両隣りともAE86で右側の86はめちゃくちゃ早そうでした。
 サーキットがメインって感じでかっこいいですよ。
 運転席しかないし、3ナンバーだし、良い音だし。
 156がいつかひっくり返って86になっちゃったりして。。オセロかよ!

 
 
 

これがセレスピードのシフトレバー。
これが夫婦間で最高の妥協点です。
AT限定の妻とマニュアルシフトに再燃した私。
最近のトルコンATもマニュアルに負けず劣らずすばやくシフトチェンジできますが、トルコンでは一線を越えられないダイレクト感がありません。
セレスピードはちょっとのんびりしてますが、アクセルのフィーリングはマニュアルそのもの。
シフトダウンの時はダブルクラッチの演出。
免許取りたてのウン10年前に乗っていたマーチ以来、ずっとATだった私にとっては神業です。
妻がCityモードでAT感覚で運転している時でもダブルクラッチは忘れません。
152cmの小柄な女性がダブルクラッチしてるんですよ。
これって結構笑えました。
強調したくてマフラーをスポーティーにしたかったのですがこれも経済的にNG。
ご存知の通り操作は簡単。 前に押し出すとシフトアップ、手前に引くとシフトダウン。
ゲームセンターや一般的なマニュアルモードATと逆なんですよね。

 
 
 

’00モデルのハンドルスイッチは耳みたいなボタン。
ほとんど使いませんでした。
147のパドル式にあこがれたな〜

普通に操作しても回転数を上げなければ変速ショックはありませんが、高回転域はセレスピードと息を合わせてアクセルオフするとスムーズにシフトアップできます。

 
 
  円や円弧の連続で独特の世界に包まれます。
腰を沈めた瞬間にやる気は満々。
インパネは全て運転手に向いていて「自分のために用意された特等席」って感じで気持ちが良く、必要最低限でシンプルかつクール。
そのかわり助手席からはメーター類が一切見えません。
見たい人もいますよね。
 
 
  ウィンドゥの下端も高めで安心感がもてます。
’00モデルのインテリアは真っ黒。
これが私のお気に入り。
どうしてもプラスチックに塗装した銀色や、木目調の艶々したものが大嫌いなので。
黒にありがちなプラスチックの安っぽいテクスチャは見当たりません。
同じ機能なのになんでこんなにきれいに納まるんだろうと感心。
コンソールボックスの納まりだけはちょっと。。
 
 
 

シートはホールド感があって、身長180cmの私の肩までサポートしてくれます。
普通の交差点を曲がる時でも楽です。
いろいろな相乗効果でロングツーリングはまったく苦になりませんでした。
ファブリックも丈夫な感じ。
レザーも考えましたが、滑りやすいのでホールドが弱くなると友人からアドバイスをもらいこの選択です。
特に理由(寝るスペースがない、家賃滞納により大家に追い出された、夫婦喧嘩等)はありませんが、「ここに一晩寝ようかな〜」と思うことしばしば。
※本当に車が好きで一晩車中で過ごした友人がいます。