中3

 今振り返ると学生時代で中学3年の時が最も輝いていた気がする。

理由その1...父親が単身赴任していた。
 ここで家庭の事情をさらしてしまうのはどうかと思うが、
 (いつもさらしているくせに)
 書き出しちゃったからしかたがない。

 ニシジマ家の父親の職業は自衛隊員である。
 自分にきびしい人だったが、家族にもきびしかった。
 単身赴任する前、彼は四谷で幹部学校の教官をしていて、朝5:45起床、6:15出発、勤務開始の30分前には出勤という日課であった。
 勿論、一家の長である父親が起きる時刻に家族が寝ていることは許されない。
 妻は食事と出発の支度、長女は靴磨き、父親の出発時に私、姉、弟はそろって敬礼でお見送りなのだ。

 帰宅時も玄関にそろって敬礼でお出迎えである。
 (その為にチャイムを3回鳴らす)
 無論、父親とは敬語を使わなければいけない。
 父親の質問にまごついた答えをすると、
 「結論を先に言え」
 と怒鳴られるのである。
 食事の席でそそうをすると、愛?の鉄拳が飛んでくる。
就寝時刻は小学生20:00、中学生21:00と決められていた。
 (明治でなく昭和40年代の話です)
 ねっ(^_^!。
 父親が単身赴任してくれてほっとする家族の気持ちを少しは理解していただけたでしょうか?

理由その2...代議員の選挙で当選しちゃう。
 塾仲間の小林君と森君との間で、
 「よーし3年になったら一発、3人ともクラスの代議員になって校内で目立つ存在になろう」と話のはずみで約束した。
 うちのクラスは多分、無投票だろうという予想を裏切り、2名の立候補者が出るが、僅差で勝ってしまった。
 小林君も見事当選。
 (森君は立候補する勇気がなくて、あとでボコボコにされる)

理由その3...生徒総会の議長をする。
 同じクラスの生徒会長の村松君に推薦され、生徒総会の議長になった。
 勉強ができて、人気があって、先生に信頼されてて、俺なんかとは全く違うよなと思っていた生徒会の人たちのお仲間入りをしちゃったのである。

理由その4...音楽部で彼女ができる。
 うひゃひゃひゃひゃ。
 別に何をしたわけでもないのですが。
 しかしやがて訪れる悲しい結末は次章で・・・