−−　ブラ・レジア　−−
	チュニスから西へ150km、約3時間、北部は緑が多い。オリーブ畑・ヒマワリ畑が延々と続き、途中、ダムを見て、ブラ・レジアに着く。「ブラ」は泉の意味で、今でも泉が湧いていて使われている。 紀元前4世紀頃建てられた町で、ローマに併合されるまでは、ベルベル系民族のヌミディア王国の首都として栄えた。 ポエニ戦争前後のこの国の事が、「ハンニバル戦記」にも出てくる。 人々は、夏は涼しい地下住居(左写真)で過し、冬は地上の住居で過すと言う贅沢な暮らしをしていた。 その住居の床は色鮮やかなモザイクで埋め尽くされる。右写真は地下住居の床のモザイク(幅3m、縦5m程)。 ガイドさんが、水をかけると、その色が蘇り、鮮やかさに驚かされる。 （水なんかかけちゃっていいのかな．．．なんてチョット思いつつ） ここのモザイクの多くは、バルドー博物館に移され保存されているそうな。