綾瀬川のこと


綾瀬川

綾瀬川は、埼玉県桶川市小針領家、蓮田市高虫、伊奈町小針領家などにその源を発し、東南に向かって流れ、八潮市で毛長堀(毛長川)に合流して東京都足立区に入る、全長約47キロメートル(埼玉県内約39キロメートル)の河川です。かつては荒川(今の元荒川)の一分流で、当時は現在と異なり、高台を流れる元荒川筋よりも低地を流れる綾瀬川の方が大きかったと考えられています。古くから蛇行が激しく、上流部では川筋がいく筋にも分かれて流れ、流路が定まらなかったので「あやしの川」と呼ばれ、そこから「綾瀬川」という名がついたと考えられています。
綾瀬川の水源は、桶川市小針領家、蓮田市高虫、伊奈町小針領家などの農業排水で、元来の源流であった元荒川からは、慶長年間(1596〜1614年)の伊奈備前守忠次による備前堤築造工事の際に切り離されて、独立の河川となっています。当時の備前堤築造の目的は、
「1.荒川の水が綾瀬川に大量に注ぐのを制限する(水害予防)」
「2.1により綾瀬川の水位を下げて新田開発を促進する」
の二つであったと考えられています。その後も大小の改修工事が行われ、その名残である「古綾瀬川」などが残っています。現在も埼玉県川口市の佐藤橋上流の岩槻市側の護岸改修工事が実施されています。
綾瀬川は、建設省が管理する日本の一級河川のうち、BOD値が最も悪い、いわゆる「水質ワースト1位」の地位を1980年以来15年間続けていましたが、おととし、大阪府の大和川の水質が綾瀬川の水質より悪い結果となり、その地位を譲りました。
しかし、安心したのもつかのま、昨年(1997年)の調査結果ではまたワースト1位に返り咲いてしまいました。

埼玉県川口市東川口五丁目から下流を望む(1998.9.13)


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