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1.「アラブ」ってなに?

つて、イラクが「アラブの大義に反した」と非難してクウェートに派兵し湾岸戦争に発展した。私はその昔、「アラブ」とはアラブ首長国連邦かサウジアラビアを指すものとばかり思っていたが、どうも違うらしい。この「アラブ」とは何なんだろうか?調べてみると、これも実に曖昧模糊としている。

ラブ人と言うと中東に広く生活している人と思っても間違いでは無さそうだが、元々は紀元前にアラビア半島に住む幾つかの集団のことだったそうだ。クライシュ族(現、サウジアラビアのメッカ辺り)に生まれたムハンマドが創唱したイスラム教によって、その集団は民族としての自我が与えられたという。
は、現在は何を意味するのだろうか?
「アラビア語等の伝統文化の下に暮らし、イスラムの教えに従う人々」が近いらしい。
現在、アラブ連盟と言う組織がある。パレスチナ解放機構(PLO)を含め22ヶ国が加盟している。そこでの加入資格は、「アラブの大義を順奉し、イスラムを尊重できる事」が条件となっている。「アラブの大義」???
アラブの大義とは、「アラブの国々・世界が目指すべき最高の道義」だそうだ。これじゃ堂堂巡り。袋小路に入ってしまった。
岸戦争でイラクが、クウェートの「アラブの大義に反した」具体的な根拠としたものは、「パレスチナ運動への支援を疎かにした」事なのだそうだ。反イスラエル,パレスチナ自決運動への連帯を意味する。う〜ん。次ぎはパレスチナか...これも良くわからん...
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