アウランガバードのホテルをAM8:00に出発して、約32Kmエローラに向かう。途中、12世紀頃の砦跡ダウラタバード(Dauratabad)を通って、AM9:00に到着。アジャンタ石窟寺院の見所が色鮮やかな壁画であったが、ここエローラの石窟寺院はやはり規模だ。やたらと大きい。まさに巨大遺跡！これが何と、玄武岩の1枚岩だと言うから見ずにはおれない。  南北に約2Kmの範囲に34の石窟が連なり、ほぼ年代順に並ぶ。北からの第1〜12窟までが仏教寺院で5〜7世紀に作られ、13〜29までがヒンズー教寺院で8〜10世紀、30〜34が10〜12世紀のジャイナ教寺院となっている。強力な暑季の陽射しの元、ひたすら歩いて廻る。（たいした距離ではないけど、さすがにそろそろ疲れが出てきた。）左写真は第10窟：ビシュワカルマ(Vismakarma)と呼ばれる、仏教寺院で唯一の礼拝堂。高さ9ｍのストゥーパに3mの仏陀座像が彫られている。  第12窟：ティーンタール(Theen Taal)、3階建て僧院。両脇に階段があり3階まで登れ、内部は所狭しと仏像が彫られている。 さて、ここまでは前座。次がエローラの真打登場となる。今回のインドはこれ見たさに来たようなもの！雑誌の挿絵で見て以来、この目で見たくて仕方が無かった。
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