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Kairouan

−− カイラワン −−

 チュニスから3号線を160Km南下すること2時間半。
チュニジア第5の都市、カイラワン。人口35万人。北アフリカにおけるイスラム発祥の地であり、最大の聖都。7世紀に築かれ、アラブの首都として11世紀まで栄えた。
1988年に世界遺産に登録されている。


●メディナ

高さ8m、幅2mの城壁に囲まれたメディナ(下の地図の黄色のエリア)の中にシディ・ウクバ・モスクや市場(スーク)がある。




●マクルード

これは「マクルード」というお菓子。てんこもりにして売られていた。
「デイツ」というナツメヤシのあんこが入った揚げ菓子。プチプチとして、とても甘い。



●シディ・ウクバ・モスク

7世紀、アラブの軍人 ウクバがビザンチン帝国を打ち負かして、槍を突き立てたところ、そこから泉が湧き出したと言う。カイラワンは、メッカの聖湖と地下で繋がっているとし、神に守られた地として、このウクバが都を築いたのが始まり。
このモスクの名はこの軍人の名に由来する。


このモスクの柱は、ビザンチンのローマ遺跡から拝借したもので、モスクには似合わず、コリント式,ドーリア式と様々な形の柱、約400本が並ぶ。

●シディ・サハブ霊廟

聖者アブ・サマエル・ベラウイの眠る霊廟(場所は冒頭の地図の赤い部分の左上端に位置)。7世紀に建てられたもので、壁・床・天井のモザイクがとても美しい。

チュニジアの装飾には、青・緑・白がふんだんに使われている。色にはそれぞれ意味があるそうで、青は海,白は平和,緑は天国,黄は太陽,茶・黒は悲しみ,赤は地獄。

ところで、いろいろな名称に付けられている「シディ」とは「Mr(〜さん)」と意味。「サハブ」は「友人」の意味だそうな。

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