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Sbeitla

−− スベイトラ −−

カイロワンの南西106Km、車で1時間半。古くから上質のオリーブオイルの産地で、そのオリーブオイルを巡って侵略者との攻防が繰り返された都市。
646年、ビザンチンの最高責任者グレゴリーはアラブの進攻を恐れ、カルタゴからこの地に首都を移し、自らを皇帝と宣言した。そのすぐ後、647年、2万人のアラブ軍が進攻して陥落。スベイトラは、アラブがビザンチンを侵略した最初の都市となった。

●スフェチュラ遺跡
ローマ、ビザンチン時代の遺跡。当時、カルタゴに次ぐ都市として栄え、最盛期には50haの地に1万人以上の市民が生活していた。下の写真は、遺跡入口に置かれている案内用の石版。
(白抜き文字は私が写真に書き加えたものです)



●フォーラム

スフェチュラ遺跡の中心に位置し、強固な壁に囲まれている。写真手前の門がアントニウスの門。
中には3つの神殿が残る。


●神殿

フォーラムの中に残る3つの神殿。左からミネルバ、ジュピター、ジュノと3人の神を個別に奉っている。



●キリスト教洗礼用の水槽

美しいモザイクがあちらこちらに残っている。これはちょうど「教会」の辺りにあったキリスト教洗礼用の水槽で、当時はドーム型の屋根があったそうだ。



●大浴場

左写真は大浴場付近の写真。

大浴場の床下には大きな空間が残っていて、当時はそこに蒸気を通した床下加熱システムが完備されていた。




●大劇場

それほど大きなものではないけれど、ちゃんとありました。
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