1997年4月22日(火) 5匹の子猫を拾いました。
4月22日、その日の午後は図書館へ行く用事があり、2時過ぎに家を出た。いつもなら自転車で表通りを走って行くのに、この日はなぜか綾瀬川を見たくなって、自転車にも乗らずに歩いて行くことにした。武蔵野線の鉄橋の所まで来て鉄橋の下をくぐっていたら、手についた土を落としながら川の土手を上がってくる人に気づいた。あれ?っと思ったらその後ろから「ミャーミャー」とか細い鳴き声が聞こえてくる。これはネコを捨てたなと思いながらもその時はどうすることもできず、そのまま歩いて図書館へ向かった。図書館で用事を済ませ、どうしようか迷いながらも帰り道はやはり綾瀬川を通った。そしてさっきの鉄橋の所まで来たら、やっぱり「ミャーミャー」と聞こえてくる。土手を降りてみると、丸められたティッシュが散乱していて、小さい黒い物がいくつかうごめいているのを見つけた。いたいた、子ネコが3匹、土手に敷かれたタオルの上に寝かされている。急いで家に戻って妻に事情を話し、家にあった段ボール箱と古タオルを持って今度は自転車で捨てられている所へ向かった。自転車なら家から5分もかからない。鉄橋の所に着いて土手を降りて3匹を拾いあげた。そしてタオルを持ち上げると・・・おっと、もう2匹いた。全部で5匹だ。う〜ん、5匹もかあ。ちょっと多いなあ。へその緒もついてるなあと悩みつつ、段ボール箱に入れて獣医さんの「かわい動物病院」へ向かった。
獣医さんの所で、ざっと身体を拭いてもらい、子猫用の粉ミルクをいただいて、子猫の育て方の注意点を伺って家に帰った。家に戻ってよく考えると5匹でひとつの箱ではちょっと可哀相なので、近くのダイエーに行って段ボール箱を3つ4つもらってきて、子猫達の寝場所を作ってやり、大きさや毛色で区別がつきやすいように分けて入れてやった。
体重をはかってみたら、大きい3匹は約110g、中くらいのは100g、そして一番小さいのが90gだった。子猫育ての注意点は、3〜4時間おきにミルクを飲むだけやってその都度、脱脂綿などで肛門などをさすってウンチやおしっこを出してやるということだったが、第1日目の夜は、3〜4時間ではなく2時間おきに目を覚ましてたいへんだった。ミルクは1回に4cc前後飲むと満足したようにウトウトしてすぐ寝てくれたが、少ない分おなかをすかして起きるのが早かった。1度に5匹の面倒を見るのにどうしても1時間はかかる。けっこうハードだ。プシュプシュ風邪気味なのもいるし気が抜けない感じ。
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