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スズメ観察日誌 PART 1


去年(1996年)の観察です。今年も5月に同じ場所で子育てをし、6月10日現在、2回目の繁殖をしています。


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(写真をクリックすると大きい画像の写真が見られます。)

うちのマンションの通路の天井でスズメが巣作りをした。

巣作りした場所どこに巣を作ったかというと、この写真の左の白い箱が消火栓の入ってる部分で、これに屋根をつけるための支柱となっている茶色の金属枠が、写真上方の白くて丸い蛍光灯のあたりまで届いたところで空洞になっていて、その空洞に作ったのです。

この消火栓の入った箱の上で交尾をしていたのです。鳴き声もふつうの「チュン チュン」ではなく、やさしそうというか、情熱的な感じだった。小さな黄色い点がいくつかあるのが見えますか?精子だろうか?(右中央のあたりにあるやや大きめのは糞だと思います。)


1996年の4月の終わり頃のある日、部屋のドアを開けて通路に出ると、天井のこの部分からバタバタっと羽ばたきながらスズメが飛び出して来た。もう春だから巣でもさがしてるのかなあとあまり気に留めてなかった。

5月9日、その真下にヒナが1羽落ちて死んでたのを見つけて、本当に巣作りして繁殖してたのだと驚いた。巣のあるところの真下で耳をすますと中から別のヒナの声と思われる、か弱い鳴き声がピーピー聞こえてきた。どうやら中には2羽いるようだ。3、4年くらい前に、このマンションの駐車場への入り口の天井部分にツバメが巣作りしたことがあったが、管理会社がこわしちゃったので、今度はそういうことをしないように掃除のおばさんに伝えてもらうことにした。この日死んでいたヒナはまだ羽毛もはえておらず、目もあいてないようだった。拾ってちょっと観察させてもらって、自転車置き場の土の部分に埋めた。

翌、5月10日、朝7時頃から通路側の部屋の窓から見てると、親スズメが巣を出たり入ったりしていた。親スズメは外へ行ってエサを取って巣へ戻って来ても、すぐには巣の中へ入らない。必ず1度は通路の手すりの上にとまり、周囲の様子を確認するかのようにキョロキョロと何度も見回し、1、2度巣の入り口へ行ったり来たりして安全を確認して納得してからやっと巣の中へ入る。とても用心深いのだ。


7:40、親スズメが1羽出て来たと思ったら、後からもう1羽出て来た。つがいの相手だ。片方が手すりにとまるともう1羽も出て来てその隣にちょこんととまる。そして最初のが巣の中に戻り(口に羽毛のようなものをくわえていた。)後から出て来たのがエサ探しに出かけて行った。このところ、スズメたちが木の低いところの葉の間をチョロチョロするのを公園などの生け垣でよく見かけてたが、どうやらヒナのエサの昆虫を探してたのだろう。今も向かいの家の木の当たりをチョロチョロしてるのが見える。
スズメはふだんは草の種子、稲の未熟な実や木の実など植物性のものを食べているが、繁殖期には昆虫などの動物性のものをよく食べ、ヒナにたくさん与える。

ヒナのいる巣へ飛ぶ親スズメ


5月17日、昨晩気づいたが、巣から声がしなくなった。どうやら巣立ったらしい。向かい側の駐車場にスズメの親子がいる。親スズメが2羽のヒナにエサをやっている。少し離れたところに別の親子もいる。このあたりのスズメたちは第1回の子育てをほぼ終わらせたようだ。


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